PCメモリー増設

ちょっと思うところあって、拙宅のメインPC(HP Elite mini 800 G9)のメインメモリーをオリジナルの16GBから、64GB(DDR-5600)に増強した。

安価な割に判の良いシリコンパワー製

期待したのはPCオーディオ再生時の「音声ストリームの安定化」。
音源再生中に、一瞬、音が途切れたり小さなノイズが乗ることがある。BGMがメインとはいえ、コレ、割と気になるのだ。 

PCシステム的に優先順位が高いプロセスが「優先稼働」されてしまうことで、本来有限なシステムリソースが割かれ、相対的に他のアプリケーションやデータ処理が後回しにされる事による現象と思われる。(その他、デバイスドライバー類の不具合があっても同様の現象が起きることがある)
これらは利便性・低コスト・高い互換性等を求めて汎用PCをオーディオに利用しているデメリットともいえなくもない。まあ、メリットは十分以上にあるのだけど。

現在のPCのアーキテクチャ的に、特定アプリケーションに対し、システムプロセスや他アプリケーションからの干渉を完全に排除する事は難しいだろう。
けれど、メインメモリーの増設により「システムリソースに余裕を与える」ことで様々な動作に余裕が生まれれれば、音声ストリームの安定につながるのではないか? と考えた次第。

結果は「かなり良い感じ」だ。ただし完全に排除出来た訳では無く、たまに小さなノイズが乗ることはある。しかし体感上は明らかに「減った」と感じているので良しとする。

 

【蛇足】

「あ、今ノイズが乗ったか?」と感じた時にタスクマネージャーを起動してみると、起動プロセスにWindows Updateが居ることが多い。試しにリソースモニター画面を立ち上げた状態で「設定」画面から手動で Windows Update を起動すると、見事にCPUリソースが跳ね上がる。


メモリー増強後も生じる音声ストリームへのノイズは、恐らくこういうCPUリソースを極端に食らうシステムプロセスが要因なのだろう。 瞬間的とはいえ「こんなに消費しなくてもいいんじゃね?」と驚くほど上昇する。コレを見る限り、いくらCPUを高速化しても完全には抑え込めない気がする。(環境変数を弄って「使用コア数を減らしてみる」という事も試してみたが特に効果は無さそうだった)
素人がPCシステムを変に弄ると思わぬトラブルに遭うかもしれないし、PCは適宜入れ替えていく主義なので、次世代機に入れ替えた時にでも確認してみようと思う。