資産保全

老後の資産(僅かだけど)は、iDeCo で運用しながら年金として分割で払い戻して生活費としている。しかし2025年3月に発表された米国の輸入関税策で、世界の金融市場はシッチャカメッチャカ。私の資産額も急減した。全ての金融商品も軒並み下落しているので分散化もほぼ無意味。

「NISAもiDeCoも長期視点で」なんてのは、将来を見据えて拠出金を投入している若い人向けの話で、既に拠出を止め運用指図者になっている者からすれば保有している金融商品の日々の値が資産高そのもの。「気が気で」なんてものじゃない。

こんな情勢下で「資産運用」なんかやってられないので私は一旦、資産を定期預金にスイッチした。

普段は市場の急変程度であれば様子見するのだが、今回はあまりに地合いが悪すぎた。
結果的に私の資産はトータルで25%も消失してしまったけど、保全せずそのまま維持していたら40%近く減っていた。判断がもっと早ければダメージも少なかったのだけれど、それも結果論。(実際には前週にスイッチ指示を出していたがiDeCoは対応に1週間近くかかり、今回はその丁度最悪のタイミングで市場が勝手に大混乱を起こして暴落しまったのでどうしようもなかった)

(画像はImageFXによるCGです)

これから米国の新関税が適用されれば様々な国で様々な影響や問題が現出してくるはずで、少なくとも短期的に世界や日本の経済が急回復するとは思えず、むしろ今よりまだまだ悪化するのではないかと読んでいる。

所詮は素人の予想なので回復することもあるかもしれない。その場合も初動に乗る必要は無いので回復基調をしっかり確認してから「保全」を「運用」にスイッチすればいい。

当面は様子見を続けることになると思うけど。