茶道具

単なるポットとカップの話。

実は洒落たクリスタル製のセットを持っていた。

確かドイツ製。フォルムは美しいが、ちゃんと濾せずに茶葉がドバドバ漏れる。二~三杯分淹れようとすると構造的に茶葉が長く浸かるので苦みがどんどん増す。茶漉しに茶葉が挟まり易く洗ってもなかなか取れない。肉薄で注ぎ口も細く、カップの取っ手も繊細。凄い製造技術なのだろうけど、折れそうで割れそうで、洗うだけでも怖かった。

代わって、現在使っているのはこんな道具。併せてカップも厚手の耐熱ガラス製に変えた。

急須は森半(京都)の耐熱樹脂製。湯を入れると茶葉がキレイに舞い、直ぐにカップに注いでもしっかり茶の甘味が出る。フィルターは細かい茶葉もキレイに濾せ、茶葉を捨てるのも洗うのも超簡単。カップはHARIOの肉厚耐熱ガラス製。急須ともども安価で、床に落したくらいで割れる気がしないほど丈夫なので気楽に使える。

茶道具をこれに代えてから、すっかりお茶を飲む機会が増えた。