毎月のコスト(仮)

隠居前、「隠居したら、実際、毎月どういうお金が掛かるのだろう?」とネットで検索してみたことがあるが、断片的な情報は見つかったものの、具体的にどういう名目のコストが発生するのか、網羅的にまとまった形の情報を全く見つけられなかった。

あくまで私個人の場合だが、毎月掛かるコストの名目を一通り列挙してみる。

  • 管理費
  • 修繕積立金
  • 固定資産税(月割り)
  • その他、居住施設で毎月必要な費用(温泉使用料、駐車場、駐輪場代等)
  • 光熱費(電気代&ガス代)
  • 水道代(上水代&下水代)
  • 住民税(★)
  • 国民健康保険費(★)

これらは毎月確実に必要。
特に最後の2つ(★)は、笑えない金額になる。この2項目は、サラリーマン時代には事前に差し引かれた残りを給与として支給されていたので意識していなかったが、隠居後はこれが毎月請求される。(何より国保が高過ぎる!
賃貸だと修繕積立金は掛からないが、代わりに家賃と2年に一度の更新費、保証会社利用費や、強制加入を求められる損害保険等が掛かってくるだろう。

そして普通に生活しようとするだけで・・・

  • 食費(食べた分だけ)
  • 交通費(交通機関を使えば)
  • 衣料費(衣類を買えば)
  • 医療費(医者に掛かれば) 
  • 薬代(クスリやサプリを買えば)
  • 保険代(生命保険や損害保険等に加入していれば)
  • 雑費(各種洗剤、殺虫剤、ゴミ袋、電池が切れたり、何かが壊れたり)
  • 通信費(インターネット、固定電話、携帯電話、その他有料サービスを利用すれば)
  • 酒代(飲めば飲むほど)

これらがどんどんマイナスされていく。
もしクルマやバイクを持つなら、購入費以外にも関連する税金や保険代、燃料代、定期点検費が掛かるし、旅行や趣味の費用は全く別枠で掛かってくる。

また、冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの生活必需家電品も突然壊れるので、そういう事態に備えてある程度の金額を確保しておく必要もあるだろう。(位置づけとしては冠婚葬祭費もそれに近い)

ここまで書いてきて、自分でもゾッとした。「この国は、静かに生きようとするだけでも驚くほどのコストがかかる」。まだ見落としている支出がある気がするのでタイトルに(仮)を付けたが、改めて「マジで倹約しよう」と思い直した次第である。

(画像はImageFXによるCGです)